緑化活動(2004年4月)
緑化活動編/観光編

ホルチン砂漠ってどこなん?

会社の緑化ボランティアに応募して行くことができました。ホルチン砂漠は内モンゴル自治区にあります。なんでも日本から一番近い砂漠のようです。 行きかたは成田→瀋陽に飛行機で行って、瀋陽からバスで5時間くらいでした。 瀋陽からのバスは道が悪いため、そんなに速度は出せません。 舗装されてる道ですが、ぼこぼこになってるところもあるので、ゆっくり進みました。


スケジュール

こんな感じでした。
4/24(土)成田泊
4/25(日)成田→瀋陽→左翼広旗へ移動
4/25(月)砂漠視察&緑化活動
4/26(火)緑化活動
4/27(水)緑化活動
4/28(木)緑化活動
       午後:地元の高校視察
4/29(金)緑化活動ワークショップ
       午後:左翼広旗→瀋陽へ移動
4/30(土)瀋陽で故宮視察
       午後:瀋陽→北京へ移動
5/1(日)北京→成田へ移動
       午後:解散

砂漠化

砂漠化の原因は人工的な砂漠化と自然に砂漠化したものがあり、 緑化ネットワークが対象としているのは人工的な砂漠化です。 今回訪れた左翼広旗はその人工的な砂漠の最前線というところで、 例えば、現地の子供の親が小さいころは草原だったところが砂漠になっている状態です。砂の粒子が細かいようです。顔とか手とか肌がカサカサになりました。 特に何も気にしないですが・・
NTTデータの植林場所です。
緑化作業について


緑化作業について 緑化=植林と思いがちですが、実際の作業は植林した木を 管理していくのがメインのようです。 管理作業とは金網をはって動物が入らないようにするとか、 植林した木から下半分くらい枝を切って、上に伸ばすようにする剪定(せんてい)作業などです。

作業全体にいえることですが、作業自体は全然難しい作業ではありません。 ただ膨大な砂漠の中で、30名ほどで植林したくらいでは、緑化へはなかなか難しいです。 植えないよりましっていうくらいでしょうか? ちなみに今回の作業で1500本くらい植えました。 植え終わった場所を見るとずいぶんと植えたような気になりますが、 砂漠の広さから考えると、むなしくなるほど小さいです。ううう・・・。 まあ、この作業自体で緑を増やすこと自体が目的ではなく、 体験して、考える、(そして継続していく)ことが目的だから割り切って考えるしかないでしょう。
ポプラの苗を植えてます。 ポプラです。

具体的な緑化作業について

砂漠で何をしてきたかというと、剪定、植林、水まき(バケツリレー)です。

剪定(せんてい)
剪定とはすでに2mほどになっているポプラの木の下半分くらいの枝を切ることです。 剪定はさみで切っていきます。なぜかというと上に伸ばすためです。 それで防風林になるようにしていきます。
剪定したあとなので、下の枝がありません。 水まきです。列になってでバケツリレーです。
植林
スコップで70cmほどの深さの穴を作り、そこに2mほどのポプラを植えていきます。 植える間隔は1mほどです。

水まき(バケツリレー)
植林したところにバケツリレーで水をまいていきます。 かなり大変でした。体力的には一番きつかったです。 ただこれは、体験学習の要素が強く、実際は違う方法で水をまいているでしょう。
ポプラを植えました。

砂漠化の原因

砂漠化の原因は人工的な砂漠化と自然に砂漠化したものがあり、 緑化ネットワークが対象としているのは人工的な砂漠化です。 今回訪れた左翼広旗はその人工的な砂漠の最前線というところで、 例えば、現地の子供の親が小さいころは草原だったところが砂漠になっている状態です。
砂漠です。
砂漠を歩きました。
砂漠をジープの移動したのが楽しかったです。かなり飛ばしたので、イスに座っていても、飛び上がります。
ジープで砂漠を移動します。
トラックの荷台で運ばれました。 舗装されてる道路です。

植える木

1年の時期によって植える木が異なります。 私たちが行ったのは4月下旬だったので、植林したのはポプラと松でした。 ポプラは防風林になるのを目的として植えました。

活着率(かっちゃくりつ)

活着率とは植えた木がどれくらい育つかという目安です。 植林した場所では6割程度のようです。 自然環境が厳しいため、6割程度が妥当なようです。


植林2日目は台風みたいな風が吹いてました。 目を開けれいられません。 砂が顔に当たってかなり痛いです。 日本ではこんなに強い風は台風くらいでしょう。 日本の場合は強風というと雨と一緒のことが多いですが、 砂漠では砂で20m先でも見えなくなるほどです。 それよりも目をあけてられないです。 それでも植林作業ができたまあラッキーでしょうか・・・ われわれより1週間ほど早く来ていたドコモは 強風で作業ができなかったようです。
風が強いときは右のように網を顔にかぶる女性が多かったです。

家畜


羊や牛がいました。 緑化の観点から考えると、羊は草木の根っこまで食べるので全然ダメなようです。 牛は根っこは食べないのでOKです。 それでも食べられてしまうので、植林するところには1mくらいの金網をはって 家畜が入らないようにしてました。 その金網が砂で埋まるようです。
羊です。

会話


はっきりいって中国語はまったくわからへんので、開きなおりました。 ようは度胸です。市場とかにいったら英語もまったく通じない状況もありました。 「旅の指差し会話帳」っていう本を持っていきました。これはかなり役に立ちましたよ。 あとはやはり筆談です。漢字があるので意思疎通はなんとかできます。 中国の学生にきれいな漢字やと言われました。ふふふ。 英語に関しても、学生には少しは英語が通じますが、 やはりこっちの英語力のなさと、学校の学生もやはり母国語じゃないので 意思疎通はまったくです。
中国の高校生たちと

トイレ

2つ星と4つ星のホテルに泊まりました。
4つ星ホテルのトイレ:普通です。日本となにもかわりません。
2つ星ホテルのトイレ:水洗ですが、紙はトイレに流したらあきません。
トイレ:・・外でしたほうがええかも。小屋になってるだけましって感じ。

経済面について

安いです。ただ、標準価格みたいなもんがないのか 同じものが隣の店で値段がちがってたりします。 また都心部へ行けば全然値段がちゃいます。

お土産

そのへんのお茶にするとずいぶん安いです。 持って帰るのがしんどいだけです。 ちなみに私は保険担当、第二企画、組合に土産を買ってきました。

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